フォーフィニッシュについて
疑似塗装のこと。スペルは「Faux Finish」と表記する。
木目模様、石目模様などをいろいろな道具を用いて、またいろいろなメディウムを用いて天然の木目や石目に似た模様に仕上げる方法をいう。
フォーフィニッシュとの最初の出会いは今から15年前くらいになるでしょうか。
車の内装の塗装をするおじさんから教わりました。
その方はイタリアの方から装飾技法として習得されたそうです。
そこではトール用のアクリルカラーでペイントする方法ではありませんでした。
「ミルクペイント」という顔料を揮発性の薄め液で薄めてペイントする方法でした。
当時、この手法をどうしたらアクリルカラーでペイントできるか自分なりに試行錯誤しておりました。
乾燥時間のコントロールをすることから、メディウムの特性を生かせばよいことがわかりました。
他にもアメリカのトール雑誌にそうした作品を見つけてはその手法を研究しておりました。
しばらくするとこの表現の方法の本が出版されました。
より詳しく知ることとなりました。
フォーフィニッシュの本をご覧になると詳しく書かれています。
参考にしてください。
一部既に入手困難な本がありますが、主要な図書館には蔵書としてあるので利用するとよいでしょう。
ペインターはまず様々なメディウムの使用方法を知ることです。
それこそがフォーフィニッシュへの近道でしょう。
機会があればメディウムセミナーを受講することをおすすめ致します。
私は様々な道具を身近なもので調達しています。
市販の高価な道具は全部そろえておりません。
しかし写真のような作品~テーブルを完成することができます。
みなさんも楽しんでみてね!
作品作りの幅が広がりますよ!